これから自動車学校、教習所に通おうとしている貴方!!
MT免許もしくはAT限定免許どちらを取得するか迷っていませんか?
『男だからMT免許をとらないと….』
『将来仕事でMT免許必要になるかも….』
『親に言われてMT免許を….』
『いざという時のために….』
なんて感じでMT免許を取ろうとしていたら損しちゃいますよ!なぜなら…….
普通MT免許にメリットなし!!
本当はMTでもATでもどちらでも構わないのに、人から言われたからなんとなくMT免許を選択してしまった方は、無駄に苦しむ前に自分が本当にMT免許が必要なのか判断してみてください。
Contents
MT免許のデメリット
教習所を卒業するまで時間がかかる
技能の最低限必要な練習時間がMT免許は15時限、AT限定免許は12時限となっており、 その分MT免許は教習料金も余分に高くなります。
しかし、これは最短の教習時限数なので既定の時間で終わらなければどんどん延びていきます。
MT車は運転操作が難しい
なんと言ってもMT免許の最大の懸念はAT免許に比べて操作が難しい! 教習所で挫折してしまう一番の原因ではないでしょうか。
AT車には無い左足でのクラッチの操作、自分で状況に応じてギアチェンジもしなければいけません。しかも、それを合図や安全確認と同時にやるとなるとパニックになる教習生もいます。
「慣れれば簡単だよ~…」など友達は言ってくるかもしれませんが、
慣れるまでにどれだけの時間が掛かるんですか? その分お金も掛かりますよ!
決められた最短の時限数で教習が終わらなければ教習が延長します、その延長分だけ延長料金が掛かります。
更に試験でもし不合格になろうものなら補修教習と再試験の料金も追加で支払わなければなりません。
販売されているMT車の種類が少ない
MT免許を取ってはみたものの教習所を卒業してから一度でもMT車を運転した人はどれくらいいるのでしょうか?
そもそも国内で販売されている車の約9割はAT車だそうで販売されている国産車にMT車自体少ないのです。
国産自動車会社各社で数種類のモデルが新車販売されています。2019年ではスズキが8種類で一番多く、三菱は乗用MT車の販売は無いそうです。
勤めていた教習所の指導員30人中2人しかMT車を所持していませんでした(←通勤は二人ともAT車でした)。
仕事で使う自動車が運転できない
普通運転免許で運転できる自動車の大きさは以下の通りです。
・乗車定員:10人以下
・車両総重量:3.5t未満
・最大積載量:2.0t未満
仕事で自動車を使うといえば、会社の営業車、配送業者、運送業者、工事車両、タクシー、バスなどではないでしょうか。例えばこの中で普通運転免許で扱えそうなのは営業車と配送業者位でしょう。
いわゆる仕事でトラックを使う場合には普通運転免許では運転できない自動車が多いです。配送業者でも荷物の量によっては注意が必要になります。タクシーやバスを運転する場合には第二種運転免許という別種類の運転免許を取得する必要があります。
MT免許を取るべき人
MT免許を取るべき人は2種類の人しかいません
- 無類のクラシックカー、外国車、スポーツカー好き
- 運送会社、車の整備士など就職が確実に決まっていて会社から催促されている
以上!
AT限定解除
AT限定解除とは、AT免許を取得した後にMT免許に切り替えるための審査です。
教習所で最短4回MT車での教習を行い、その後AT限定解除の審査に合格するとMT免許への切り替えができます。
教習所によって限定解除の料金は約4万~10万円とかなりバラつきがあります。
AT車とMT車の違いはクラッチの操作とギアチェンジだけで、基本の運転操作に違いはありません。4回の教習でこの操作を練習し身につけていくので2、3日で教習自体は修了します。
審査は運転のみで学科試験はありません。
当時教習所に勤めていた時の同期はAT限定免許で入社して、その後AT限定解除の審査を受けてMT免許に切り替えてから教習指導員になりました(もちろん費用は会社持ち)。
MTからATへの途中変更
MT免許教習の途中からAT免許への途中変更が可能です。
MT車の操作に挫折を感じたら早々に変更するべきです。
変更までに済んでいる教習内容が無駄になることはありませんし、変更による追加料金は基本的にかかりません。ただし、既定の教習時間を過ぎれば延長料金はかかります。
教習の序盤に変更するのも良し、MT車の教習は途中でAT車の運転を体験をする時間もありますのでその後に変更を考えても良いです。しかし、早ければ早いほど良いと思います。
ちなみに、ATからMTに変更はできません。
準中型免許の取得
仕事で自動車を使う可能性があるという人は準中型免許の取得がオススメです。
準中型免許で運転できる自動車の大きさは以下の通りです。
・乗車定員:10人以下
・車両総重量:7.5t未満
・最大積載量来:4.5t未満
準中型免許は18歳から取得できます。高校を卒業してすぐ就職する人は最初から準中型免許で教習所に通われた方が良いかもしれません。
中型免許は20歳、大型免許は21歳から所得可能年齢となりますので、それまで準中型免許で運転可能なトラック等で慣れておけば上位免許への変換も容易に行えそうです。
まとめ
もし今、MT免許かAT限定免許どちらにしようか迷っていたら取るべきはAT限定免許一択です。
『いざという時のために!』
なんてそうそう来ません。
実際にMT車で教習を行ってセンスが無い教習生にはAT免許への変更を勧めることは多かったです。MT操作が上手くないからと嫌味で言う人はほとんどいないです、教習時限の延長でかかる料金や時間など様々な事を考慮して教習生のために言っています。
その結果、早く教習所を卒業させることができて、新しい教習生を呼び込めるなど教習所側のメリットにもなるからです。
最初から準中型免許を取得するか、本当に必要になったときにAT限定解除の審査を受けてMT免許を切り替えれば良いのです。
今MT免許で頑張って教習をしている人も、どうしても上手くいかないときや教習時限がどんどん延長して途方に暮れようとしている時は受付に行ってAT免許に変更してもらいましょう。
MTからATに変更したからといって恥ずかしいことはありませんし、料金や時間の無駄を考えれば悩まずにささっと変えちゃいましょう。
悩める人の参考になれば幸いです。
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