令和2年3月より猛威を振り続けている新型コロナウイルス、世界ではワクチンの普及が進んでいますが、特効薬の開発にはまだまだ時間が掛かりそうです。
変異株と呼ばれる若い人が感染しやすいウイルスの拡大も起こっています。
感染症のクラスター発生確率が高い3条件が以下になります。
・密閉空間であり換気が悪い
・近距離での会話、発声がある
・手の届く範囲に多数の人がいる
この3つの条件が揃う可能性が高い1つが教習所・自動車学校です。
全国の各教習所・自動車学校では勿論様々な感染症予防対策をしています。以下は全日本指定自動車教習所協会が発行しているポスターになります。
不特定多数の人が集まり、他人との密な接触がある可能性の高い教習所では自分の身は自分で守ることも大切です。
以下の教習所での新型コロナウイルス感染対策を行っていきましょう。
自分で行う感染症予防策
手洗い、手指の消毒を1時限ごとにやる
今、新型コロナウイルスの一番有効な予防策は手洗いと手指の消毒だそうです。感染症の感染経路の1つ接触感染を防ぐようにしましょう。
誰かが咳やくしゃみをしてその飛沫が付着している所をたまたま触ってしまう可能性もあります。その手で口や目など自分の顔を触ってしまうと感染の可能性が高まります。
知りたくない事かもしれませんが、トイレで用を足した後に手を洗わずに出ていく人が何人もいます。
教習車は1時限毎に違う人が入れ替わりで運転しているのでハンドル、方向指示器、ハンドブレーキなどは危険個所です。もちろん指導員も消毒作業は行っていますが、
最低でも1時限教習車に乗った後はしっかりと手洗いと手指の消毒をしてください。
手袋、マスクを着用する
マスクをすることは今や最低限のマナーとして着用を求められます。自分は感染しないからではなく他人に感染させないために教習所に通う際はマスクを着用してください。
手袋をすることも接触感染を防ぐには有効なアイテムであると言えます。
使い捨てのマスクや手袋は捨て方にも注意が必要で、そのままゴミ箱に捨てるのではなくポリ袋に入れて口を縛ってから捨てるようにしましょう。
また、飛沫観戦を防ぐことから待合室での友達との会話、教習中の雑談はできるだけ控えるようにもしてください。教習が終わったなら速やかに家に帰りましょう。
学科教習で人と席を離れる
近距離での接触を避けるため前後左右の席をできる限り離れるましょう。教習所では席と席の間を詰めさせないように対策がされています。
応急救護の学科では個室で最大10人同時に行われます。人型の模型を使い心臓マッサージや人工呼吸法の実技をします。
教習所に通う若い人の特性なのかできるだけ後ろの方に座る人が多く見受けられます。
結果、前の方の席がガラ空きなのにもかかわらず、後ろの方で密になっているという本末転倒な状態です。
技能教習で車の窓を開ける
教習所の中で1番密になる空間が技能教習です。
狭い車の中で指導員と50分間近距離での濃厚接触が続きます。複数教習では最大3人の教習生が同時に車に乗りますので更に危険度は増します。少しでも感染を避けるために自分で窓を開けましょう。
保健所からの通達で教習生または指導員が新型コロナウイルス陽性になったとしても窓を適切に開けていれば濃厚接触者として認定されない場合もあるようです。
無理せず休む
新型コロナウイルスでなくとも数日熱が続いていたり、咳がでるようなら無理せず教習を休みましょう。
今はただ咳をするだけでも疑いの目で見られてしまいます。そのことで教習所側から『来ないで下さい』と言われたりして、精神的にも嫌な思いをしないように自ら休むことも大事だと思います。
教習期限や仮免許有効期限など各種期限に関して新型コロナウイルスによる緊急事態宣言などの理由では期限延長の措置もありますので心配な方は教習所に問い合わせをしてください。
まとめ
教習所には全年代の方が集まる場所です。学校の休校やオンライン授業で時間に余裕ができた学生、入校などの手続きに同行してくる親世代、更には高齢者講習でお年寄りも多数来ています。
令和2年に最初の緊急事態宣言では全国の教習所に休校要請が出されましたが、2回目以降の緊急事態宣言時には休校要請も時短要請もありませんので、通常営業を続けております。
幸い全国の教習所においてクラスタが発生した事例はありません。しかし、感染者が増加していく傾向が状況が続く限り感染症対策は必須です。
インフルエンザ無理して教習に来てしまう人も毎年のようにおり、人によって危機感の持ち方は全然違います。
今現在通っている人は、少しでも自分の身は自分で守るようにして無理しないようにしてください。